書評・感想ブログ。
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読書メーターまとめ(2015年7月)
特に目新しい本を読んだわけでもないのに、読書メーターのまとめをコピペしてみる。

11月から更新が滞っていたわけですが、読書はわりと習慣化していて、
『くろねこサンゴロウ』シリーズを読破しました。サンゴロウはかっこよかったです。
『涼宮ハルヒ』シリーズと『ホーンテッドキャンパス』に手を出している現在です。


涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)感想
エンドレスエイトまではほぼアニメで観たお話だったので、ナレーション杉田智和で読んでいる気分だったのですが、「雪山症候群」からアニメでは観ていないお話だったので理解できるか不安でした。雪山症候群、とても面白かった!この後もシリーズが続いているのでとても楽しみ!長門さんのアニメも終わりを見届けなければ!
読了日:7月31日 著者:谷川流
その女アレックス (文春文庫)その女アレックス (文春文庫)感想
一章ではアレックスに同情し、二章で嫌悪したけれど、空港で開放感に包まれながらバッグを買ったアレックスがとても可愛くって親近感が湧いたのに……。話が急展開するたびに文庫を上から眺めて「…まだ半分以上ある…何が待っているのだ…」とわくわくしました。個性的な警官四人組が好きだったので、三銃士も読んでみようかな!と思っています。
読了日:7月29日 著者:ピエールルメートル
ホーンテッド・キャンパス    桜の宵の満開の下 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下 (角川ホラー文庫)感想
2人の仲があまりにも進展しないのでイケメンのやぶ蛇登場!である。だがしかし、あまり進展しないのであった、というか進展してしまったらもうシリーズ読まなくなるような気がするのであった。「水辺の恋人たち」が今のところシリーズでいちばんぞくっとした。こよみちゃんもヒロインの大仕事をやり遂げた感じである。告白するとわたしは泉水くん目当てで読んでいるので出番増えるといいなあ
読了日:7月18日 著者:櫛木理宇
「持ちすぎない」暮らし「持ちすぎない」暮らし感想
定期的に片付け本を読んで、物を捨てるのだけど、続かないなあ…
読了日:7月18日 著者:金子由紀子

2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1312ページ
ナイス数:16ナイス

読書メーター
読書メーターまとめ(2014年11月)
読書の秋だからというよりは、ティーンズ向け、児童書をよく読んだので冊数を意外と読んでいた11月。
「黒ねこサンゴロウ」シリーズは小学生の頃に読んだものなので、とても思い出深いです。
「DIVE!!」は「ハイ☆スピード」が買えなくて、「なんでもいいから水泳男子!」と思い手にしたものの、とてもハマってしまった作品です。1巻と4巻の感想の温度差よ。
そして現在、よしもとばななさんにハマっており、書架にあるものをとりあえず借りてきて読んでいます。

体は全部知っている (文春文庫)体は全部知っている (文春文庫)感想
「体を操っているのか、体に操られているのかどちらだろうね、」と考えるきっかけをくれたのは川上未映子さんだった気がするのだけど、そのひとつの答えになっているのがこの一冊な気がした。「おやじの味」がわかりやすくて好き
読了日:11月8日 著者:吉本ばなな

やまねこの島  (黒ねこサンゴロウ 3)やまねこの島 (黒ねこサンゴロウ 3)感想
悪い大人なので、擬人化してごろんごろん喜びながら読んでしまった。病院が苦手なサンゴロウさんかわいい。「おまえが元気ならそれでいいんだ」
読了日:11月10日 著者:竹下文子

DIVE!!(1) 前宙返り3回半抱え型DIVE!!(1) 前宙返り3回半抱え型感想
「いっぱい後悔して強くなれよ」という要一の言葉が好き。好きなことには苦痛が伴うというのもやはり川上未映子さんの受け売りなのだけど、そんな言葉がぴったりと重なるお話だった。飛込みという競技をきちんと見たことがないので、そんなに痛いのかとか、そんなに人口がいないのかとか、知ることが多々あり、そして、飛込みを生で観るにはどうすればいいのだろう。地元ではやってそうにない。
読了日:11月13日 著者:森絵都

DIVE!!(2) スワンダイブDIVE!!(2) スワンダイブ感想
「こうしてると、本当の友達みたいだね」という知季の言葉が個人競技のつらさやきつさを物語っていて印象的。沖津くんは無条件にかっこよくてずるいなあ。海にしか飛ばない男で、野性的で、そして鬱屈したものを抱えているだなんて、かっこいい。悪い大人なので、こっそり大島コーチと沖津くんが心を開きあっている様を楽しんています。
読了日:11月18日 著者:森絵都

子どもに語るイギリスの昔話子どもに語るイギリスの昔話感想
子どもに語ろうと思ったけど、思いのほかエグいグロいで、大人がひとりで楽しみました。「金の腕」「フォックス氏」は怖くて記憶に残っています。ほかの国の昔話も気になるところ。
読了日:11月20日 著者:

DIVE!!(3) SSスペシャル’99DIVE!!(3) SSスペシャル’99感想
要一くんは一巻から好きだったので、「ようやく要一くんの心の内が覗き込めるぜ!という気分。要一くんは不器用なのである。プライドが高くて、そのくせ弱くて、かっこいいんだけどかっこ悪い。後輩の飛び込みをみながら、「ベストを尽くして、すがすがしく散ってくれ!」と思う要一くん。一巻ではかっこいいだけだったけど(知季の目から見たらかっこいいだけなんだろうなあ)、弱さなどが描かれて、人間味がぐっと増したので(要一推しとしては)とても面白かった。しかし凄味の抜けた飛沫はかわいいなあ。
読了日:11月22日 著者:森絵都

デッドエンドの思い出デッドエンドの思い出
読了日:11月26日 著者:よしもとばなな



DIVE!!(4) コンクリートドラゴンDIVE!!(4) コンクリートドラゴン感想
最終巻でレイジくんの語りで物語が読めるとは思わなかった!知季、飛沫、要一の語りで物語を進めていくのは簡単だと思うけど、コーチ達の目線、夢敗れたレイジやサッチン、夢をもっていないヒロや恭子の目線が入ることで、物語の世界に深みが増していて、「3人みんなが成功しますように!あとキャメルもがんばれよ」とページを繰る。そしてわたしはやっぱり飛沫と大島コーチの気だるいやりとりが好きでした。
読了日:11月29日 著者:森絵都

2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1671ページ
ナイス数:26ナイス

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読書メーター
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ランチのアッコちゃん / 柚木麻子 (双葉社)
お昼休みが苦手だった。小学生のときから社会人になるまでずうっと。ご飯を食べたい気分でないのに無理やり何かを食べさせられる給食。「眠いーやるきしなーい」と言っているだけの高校生の昼休み。私生活をまったく知らない人々と過ごすアルバイト先での昼休み。寝るのも読書も許されている気がしなくて、休んでいるのかなんなのかわからない時間が昼休みだった。そんな昼休みの経験しかないわたしにはランチは愉快な気がしなく、本書の「ランチのアッコちゃん」というタイトルのもつ女子力アピールのようなものが怖かった。でも、表紙のお弁当がおいしそうだった。負けた。

ランチタイムの女王アッコさんは、昼休みにも休まない。身体を鍛え、様々な場所に出没しては人脈を広げ、常日頃向上心を絶やさない。そんなアッコさんと契約社員女子がランチタイムを入れ替え、「新しい私」と出会う短編集。
このままずるずるとアッコさんの凄さだけが語られるお話だったら疲れるなあと思っていたら、3話で語り部ががらりと変わり、「ご飯」を通して人間が描かれるお話になった。とても面白い。のだけれど、アッコさん(というか東京ポトフ)の登場が遠すぎたり、唐突過ぎたりして、「アッコさんの活躍に期待しないで読む方が面白かったー」というのが正直な感想。
コギャル時代を懐かしんでいるアラサー女子と風紀に厳しい教師のやりとりが面白くて好きだった。つい先日、高校時代の恩師とお酒を飲み、まったく同じようなことを言われたのを思い出す。
4話めのゆとり世代の起業もおもしろい。このお話を読み終えてから、本書のカバーに書かれていた「ビタミン小説」の意味をなんとなく理解する。うまくいえないけれど、無謀なことにもがんがんチャレンジしてみたくなる気分だ。

ランチではないけれど、おうちで食べるご飯をもっとちゃんと味わいたいなと思ったのであった。おうちで食べるお昼ごはんほどそっけないものはない気がしてきて、改めたい気分。


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夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦 (角川書店)

薄汚い青春の最中に立ちすくむ大学生が、じつは世界で一番清らかであるという真実はつねに無視される。


森見作品を読むようになってから、男子学生がかわいい存在に思えるようになった。
本書もくすぶる男子大学生が妄想と現実を行き来しながら、黒髪の乙女に恋するお話である。とにかく、この黒髪の乙女が魅力的な女性なのである。現実にいれば不思議ちゃんの部類なのだろうが、フィクションの世界では素敵なのである。
わたしが好きな乙女のシーンは文化祭でのワンシーンだ。鯉のぬいぐるみを担ぎ、像の尻を撫でる乙女。
この文化祭のお話はごたごたとしていてとても文化祭らしくて好きだ。韋駄天コタツにゲリラ演劇。憧れの大学生活といえば、佐々木倫子さんの漫画『動物のお医者さん』だったが、森見作品の大学生活もとてもいい。(休学していたり自棄になっていたりと苦しそうではあるが)
大学には何をしに通うのだろうな、と時々思う。すぐに「何のために」と考えてしまうのはよくないと思うのだけれど、考えてしまう。そして、自分の子供に何のために大学へ行って欲しいかなと考える。
本書を読んでひとつ答えが浮かんだ。どうでもいいことに一生懸命取り組む時間にしてほしい。バカみたいに何かに夢中になってほしい。社会人になれば、どうでもいいことを一生懸命する時間はない。たとえあったとしても空しさが募るはずだ。なので、本書の主人公は素敵だ。乙女のために、火鍋を食べたり、屋上から落ちたりする。大人になったらできないことの数々。いいなあ。今、学生である方々にはおおいに無駄な時間を楽しんでほしい。読書をしたり、映画をみたり、空想にふけったり、なんでもいいと思う。勉強するのもとてもいいと思うけど、学生時代って驚くほど勉強が楽しくないのは、なんでだろう。

この作品は、大学生の恋愛を描いたものなのだが、おおいにファンタジーである。読む人を選ぶのはそのためなのかもしれない。最終章では、町中が風邪の病に侵され、乙女がお見舞いに奔走する。渦巻く鯉、舞う乙女のラストシーンが素敵で、ぜひ映像で見てみたい。詭弁踊りも併せて見てみたい。

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伊藤くんAtoE / 柚木麻子 (幻冬舎)
歳を増すごとに、友人知人の恋愛トークが重いものになりつつある。困る。なにもアドバイスできないので、ワイドショーを見るがごとく頷くに徹する。本当にそんなマンガみたいなやりとりがあるんですね、と羨ましくなったり、圏外の話でよかったと思ったりする。

本書の伊藤くんAの女性であったり、伊藤くんDの女性であったり、とにかく読んでいて、ちらほらと自分や友人知人の顔が浮かぶ。「うわあ、これ読んだらいけない小説だったかもしれない。伊藤くん、最後には改心してくれないかな。でないと救われない」と思ったんだけれども、伊藤くんは一環してだめなヤツであった。読み終えても、伊藤くんのだめっぷりに疲弊させられた。読者をも振り回す伊藤くん。全国の伊藤さん連呼してごめんなさい。
だめ男の美青年伊藤くんとそんな彼に振り回されてしまった女たちの連作短編小説である。
だめな男ほど女を欠かさない気がする。ひとりで生きていけないからだ。そして、女はだめな男を世話する自分が好きだったりする。欠点を見つけては、それを許す寛大な女である演技をし、自分をなぐさめているような気がしてならない。

わたしがすきなのは「伊藤くんC」のお話である。この子が唯一、伊藤くんにダメージを与えられたような気がするからだと思う。端的に言えば、伊藤くんを挟んだヤリマン(聡子)と処女(実希)の友情関係が面白かった。互いに互いが見下しあいはじめ、友情が決壊する。
彼氏ができた途端に人格が変わる女の子は多々いる。あれってなんなのだろう。趣味も服装も変わる。女として見られることを覚えるという感じなのだろうか。男の子でも恋人の有無でがらっと感じが変わるのだろうか。気になるところ。
「伊藤くんD」の主人公でもある実希の豹変ぶりにはひくものがある。伊藤に捨てられたくがないために処女を捨てようと必死になり、なりふりかまわず猛進する。「こういう子、いるいる」となってしまい、本作は心がどっと疲れる。「彼女らとは違う、わたしはこんな男には振り回されない」という優越感が自分にはあるのだなあと目の当たりにしてしまう。
 

結局、何も発さない人間がこの世界で一番強いのだ。


ここまで伊藤くんを見下して読んできた伊藤くんAtoDなのですが、最後のEの伊藤くんの主張で、わたしは嫌な予感が的中してしまった。「わたし、けっこう、伊藤くんの言うことが理解できてしまうよ?」
こまごまとした伊藤くんのあれこれは理解できなかったりするのだけれど、「傷つけられない生き方」に関しては、とても納得してしまった。
それを「死んでいる」と言われてしまったので、そんなにダメかなあとも思う。いちいち傷ついてたら心がもたないから、大一番以外は土俵にあがらない、という生き方は間違っているのかな。間違ってても、今から何もかも全力で!生きます!ってのもなんだか疲れるよなあと思うのであった。

とにかく読み終わってからどっと疲れる作品集で伊藤くん本当すごい。

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