書評・感想ブログ。
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好き好き大好き超愛してる。 / 舞城王太郎 (講談社)
わたしはちょっと(いやかなり)オタクちっくなサイトで恋愛小説を書いているのですが、そこで描きたいことは大抵決まっています。
「好き」「大好き」「愛してる」この感情を、この言葉以外で表す術はないのか、ということ。
もうだって「好き」も「愛してる」も飽和状態で、毎日どこかで溢れているくらい身近で簡単で軽い言葉になってしまっているから。
他に、もっと大きな、これを表現できないのでしょうか、と。

そんなことに取り組んでいるのが、彼女が病気になってしまった小説家の治。
彼は、彼女に伝えた言葉を今でも噛み締めて、吟味して、想いが伝わっていたのかを考えている。そして、小説として吐き出す。
奇想天外な小説の中に、「好き」や「愛してる」が別の言葉で表されようとしている。
が、どれも試行錯誤で、伝わってくるようでこなくて、すごくもどかしくて、やっぱり「愛してる」以上に伝わるものなんかないのかな、とも思う。

わたしは、夢の中の少女に「あいたい」という気持ちのお話が好きでした。
うん、でも、やっぱり対面して声で発することが出来るなら、「すき」が一番伝わるのかな、とも思ってしまう。
でもこの本のタイトルみたいに面と向かって言われても、キュンとなんかこないよね。
人間ってほんとに面白い。

(183p)
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