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下妻物語・完―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件 / 嶽本野ばら (小学館)
本当はロココな時代に生まれたかった……
でも、元ヤンの駄目親父の下に生まれたロリータ少女・竜ヶ崎桃子。
「私、心根腐ってまーす」とのたまう桃子は身勝手で自分ルール。
苦しいことは絶対しない。人の物でも欲しければ、奪う。どんなことをしてでも奪っちゃう。

そんな桃子について歩くは、下妻産のヤンキー娘・イチコ(本名・白百合イチゴ)
尾崎豊を愛し、崇拝。ジャスコで買ったジャージを愛用。「借りたモンは返さねーとよー!」が口癖。この時代、化石のようなロングスカート。相方はカスタムした原付。

全身甘ロリ少女と昭和レトロな不良少女の二人が、東京でお買い物をしたあと、
帰宅するために乗った高速バスで殺人事件に巻き込まれる。
現場は密室。アリバイのないものはいない。……と思いきや、イチゴが容疑者に!?
桃子探偵は、友人のため…立ち上がる……のか?(そもそもイチゴは友人なの?)

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かくいう私も、高校時代にロリータ少女に憧れていました。BABY,STARSSHINEBRIGTのお洋服を買ったこともある。
そして、町行く人の白い目線にあてられたこともあります。ロリータの道は茨の道。
だからこの身勝手お嬢さんの桃子への感情移入度はちょっと激しい。
「人は、一人で生まれ、一人で死んでゆくのです」
という、群れをなさない主義も好きだ。
それで出来た友人が不良少女…というところも、たまらなく好き。


今回も、例の桃子節「ロココな贅沢で耽美な世界」は健在。むしろ、パワーアップしています。
映画「下妻物語」の桃子の100倍くらい心根腐ってる気もするぞ。桃子姫。

今回は「殺人事件」ということで、まんま殺人事件に巻き込まれます。
相変わらずイチゴはおばかで、桃子は我侭で。
でも、やっぱり「完」なので、最後は完結してしまいます。ちょっと寂しい。

女の子の両極端の憧れ(お姫様とヤンキー)を詰め込んだ「下妻物語」。
舞台が田んぼだらけの「田舎」というのも憎めない演出。
何度読んでも(ついでに映画も観ちゃったりして)この作品はとても好きです。
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