書評・感想ブログ。
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残り全部バケーション / 伊坂幸太郎 (集英社)

「問題」児がいるのであれば、「答え」児もいるのではないか、


わたしの読書熱の再スタートは伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」だった。よって、伊坂作品には並々ならぬ期待があり、読み始める前に少しだけ特別な気持ちになったりもする。
そんなわけで、一ファンとしては、「いつも通りの伊坂幸太郎の著作」を読みたいと思う反面、「新しい伊坂幸太郎の一面も読んでみたい」とも思う。でも、いつもと違いすぎても困る。そんなわけで、いつも新しい本を手にするときは緊張する。どっちだ?

本書は、裏家業から足を洗いたい若者岡田と裏家業のベテラン溝口の連作短編である。
見知らぬ家族とドライブをしたり、タイムスリップを演じたり、検問にひっかかったりする。時代も語り部もバラバラだけれど、伏線が回収され、物語がすっとひとつにまとまるお馴染みの伊坂作品だった。

なんだかいいなあと思っていたのは、「ゴルゴ13」で語られる時系列だ。
ある話では、溝口が岡田に、ゴルゴ13を全巻読んでみたいなあと漏らし、ある話では全巻読破したことを自慢する。物語では語られない部分で溝口が生活していることが伝わってくる。ゴルゴ13の全巻読破。おっさんらしい。
若者とおっさんのコンビというのはずるいよなあ。


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小説「残り全部バケーション」を読みました。 著者は 伊坂 幸太郎 これは面白かった! 最近 読んだ伊坂作品ではかなり良かったなぁと なんか初期の感じの作風というかね 裏稼業コンビ 溝口と岡田を軸にしたストーリー 5つの短編で読ませてくれ 例のごとく、繋がっ
バケーションのような楽しさと | 笑う社会人の生活 | 2015/05/09 00:35