書評・感想ブログ。
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仙台ぐらし / 伊坂幸太郎 (荒蝦夷)
わたしの短大時代の貧弱な読書歴はどっぷりと伊坂幸太郎に浸かっている。
「ラッシュライフ」に始まり「魔王」まで刊行順に読み尽くした頃には、読書というものをしたことがなかったわたしが、図書館司書を志す程度に、本を愛するようになっていた。
「ゴールデンスランバー」を最後に伊坂幸太郎の物語は読んでいない。
それでも、微弱なわたしの読書経歴の根幹は伊坂幸太郎である。
時々、彼の文章を読みたくなる。文章というのは、炭酸飲料か珍味のように中毒性があるらしい。
そんな折、出版されて間もない「仙台ぐらし」を図書館で借りられたので読んだ。


伊坂幸太郎の物語は好きだったが、彼自身については「仙台に住んでいる」「妻子もち」「雑誌記事で、伊坂幸太郎を辞めたいと言っていた」ということくらいしか知らなかった。
でも、きっと、上から目線の偉そうな人ではなさそうだということは、著作を読めばなんとなく分かる。
エッセイは、今まで読んできた物語のイメージをすべて壊してしまうかもしれない。そう思ったが、読み始めた。
そして、物語のイメージは壊されたのであった。なんてことはない。


「心配事が多すぎる」というエッセイを読んで、しみじみとこの人は面白い人だなと笑った。
わたしも常日頃、自分で心配事をつくりだしては日がなそのことを心配し、何事もなく1日を終えると、「わたしが1日心配していたおかげで今日も無事であった」と自分を賞賛する。
「ゴールデンスランバー」なんていう読者を不安にさせるばっかりの物語をつむぐ人がなぜこんなに心配性であるのか。等身大にもほどがある。
かの恐怖マンガ巨匠楳図かずお氏も自分は怖がりだから、こうなったら怖いと怯えながら書いていると何かの記事で言っていたが、そういうことなんだろうか。
読み終えると、スタイリッシュでクールな作家と思い込んでいて申し訳なかった、と伊坂幸太郎に謝りたくなった。
思い込みというのは相手を苦しめる意外何もしないな。


久しぶりに伊坂幸太郎のクセのある文章を読んでいたら、物語を読みたくなったので、1冊なにか読みたいと思っている。
最後に読んだのが「ゴールデンスランバー」だ。
著作リストを探すと、読んでいない著作がずらっと並ぶ。
どれを読もうかなと本を探している時の高揚感はやはりやめられない。


(216p) 





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地域誌『仙台学』の1号から10号まで(2005〜2010年)の連載エッセイ(全面改稿)と、単発エッセイ1編に、震災後のエッセイ「いずれまた」「震災のあと」「震災のこと」、そして宮城県沿岸を舞台に...
「仙台ぐらし」伊坂幸太郎 | 粋な提案 | 2013/01/08 16:21