書評・感想ブログ。
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動物園の鳥 / 坂木 司 (東京創元社)
引きこもり探偵シリーズ、完結編です。
前作の文庫のあとがきで、有栖川有栖さんが「鳥井のことを好きになれない」と書いていましたが、わたしは逆に、坂木が好きになれませんでした。
なんでだろうなあ、でも、勢いで読まないと、最終巻だけ読まないままになってしまう……ということで、今作は長編でしたが読んで見ることにしました。
このシリーズは、気乗りしなくてもどんどん読み進められるのが不思議です。

動物園にやってくる、痛めつけられた猫たち。
動物虐待をする犯人を捕まえるため、動物園に向かった坂木と鳥井だが、そこで、鳥井を引きこもりにした原因となる人物に出会ってしまった。

今回の謎解きのシーンで、わたしがなぜ坂木を好きになれなかったかがわかり、とてもすっとしました。
でも、好きになれなかった理由が分かった途端、好きになるから不思議です。
鳥井と坂木、滝本と妹、栄三郎さんと安次郎さん……と、さまざまな関係の”ふたり”がでてきます。
本作で何度もでてくる坂木くんのおばあさんの言葉。
「いちばん近くの人に優しくできて、まだ余裕があったら、次の人にも優しく」という言葉の指すとおり、人間関係のいちばんの基本は「ふたり」なんですよね。

余談ですが、鳥井のことは、頭をわしゃわしゃ撫でたいくらい大好きです。

巻末に、鳥井レシピがのっていて、「おお!」と思ったのですが、やっぱり凝っていて、「ちょっとやってみよう」という気軽さでできるものではありませんでした。
鳥井、近所に引っ越してこないかなあー。

(265p) 
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