書評・感想ブログ。
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この手をはなさない / 小花 美穂 (集英社)
小学生の頃、恒の初恋だった由香子。
しかし、由香子は書置きを残して、どこかの学校へ転校(夜逃げ)してしまう。
そんな初恋を忘れられないまま高校生になった恒だったが、
ある日、変わり果てた由香子に再会!を果たし…!?


小花美穂さんの初期作品です。
これを、りぼんで連載していたのか!という衝撃的な1冊です。
母親が抱えた借金を返すために転校(夜逃げ)し、
食っていくために万引きを繰り返すヒロイン…。
手首に傷があるヒロイン…。
謎の男と同棲しているヒロイン…。
すべてが衝撃的ですが、会話に妙なリズムを与えている小花イズムも健在です。

恒の「由香子を守りたい、生きて欲しい」という願いも切に伝わってくるし、
由香子の「誰にも迷惑をかけたくない」という気持ちも伝わってくる。
ここまで全力で「好きだ!」という気持ちを体言している男子が珍しい少女漫画です。

前編のほうに収録されている「無期限のしあわせ」も面白かったです。
彼氏を1週間、後輩に貸してあげる天然女子高生の話なんですが、
のほほんとしたカップルで、全然ハラハラさせてくれない(笑)
そこが妙なおかしみを生んでいて、愛せずにはいられません。

小花さんの作品、だいぶ読みつくしたなあ。

【収録】
この手をはなさない
無期限のしあわせ
そんなロマンス

(全2巻)
JUGEMテーマ:漫画/アニメ
 
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Ich_ccさん☆
コメントありがとうございます☆
まさに!同世代です^^(85年生です)
確かに、当時のりぼんでもあまりない「影」を描かれる方ですよね。
女のどす黒くて汚い部分を描ける女性作家が好きなようです。
ゆこ | 2009/10/28 09:04
(読書メーターからお邪魔します。)
「この手をはなさない」、懐かしい!!

小花さんがりぼんに
「影っぽい要素」を持ち込んでくれたおかげで、
オトナの階段を登れた気がします。

読了本のラインナップに共感してしまったのは、
同世代だからでしょうか…(わたしは84年生)

またお邪魔します!

Ich_cc | 2009/10/27 17:47
COMMENT









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